はじめに
新型コロナウィルスの流行は終息しつつあるものとして、これまで行なってきた様々な制約を、少しずつ解除してきたところでした。
面会制限や外出制限などを徐々に緩めてコロナ前の状況に戻っていくように、少しずつ進めてきております。したがって休止または延期をしていた夏祭りについては、この7月にそれぞれの施設で行い、一部の施設は8月に行う予定でおります。開催にあたっては、コロナのリスクを考えて、地域の方々のご来場等は制限させていただいたうえ、実行して参りました。
地域密着型のサービスの提供という観点からは、夏祭りや文化祭において、地域の方たちに、それぞれの施設の配置、設備の状況や人員配置の状況、利用している方々の様子を見てご理解いただき、非常事には、相応の支援を受け、あるいは、施設設備の共有ができるよう、日ごろから交流しておくべきものと思っており、その一環として高齢者サロンや地域認知症カフェを行って参りました。
しかしながら、第11波の襲来が報道されており、これらに対してさらにまた防衛的な制約を課さなければならないもの思案しているところです。
他方、本年度もまたICTへの取り組みを推奨され、もはや労働力の不足を担うに時間的余裕がない中で、最終手段としてICTの導入と外国人労働力の導入を求められていると思い、この両課題に取り組む必要性を感じております。
特に『人口ビジョン2100』に記載されている「少子化の流れは全く歯止めがかかっていない。」、「果てしない縮小と撤退」、「超高齢化と地方消滅」や各地域における生産年齢人口の将来推計、消滅可能性自治体等を見てみると、近い将来の喫緊の課題であることを強く認識しております。
以上、事業運営の一端を申し述べ、広報「なかよし」8月号発刊にあたってのご挨拶といたします。