はじめに
6月に、定時理事会と定時評議員会を開催いたしました。
令和5年度の事業報告と計算書類の承認を理事会と評議員会で行いました。
これら会議において、大きな話題となったのが、特別養護老人ホームや特定有料老人ホーム等の複合施設であるクローバーズ・ピアの隣接地にあった旧県立高校の跡地に「食鳥処理工場」が建築されるという案内文が回ってきたということです。6月になって、旧校舎の解体工事が始まっております。
案内文には、旧校舎の解体を本年いっぱいで行なって、その後、2年程度で、工場を建設するとありました。
この大きな工場が、地域社会、そして私どもの施設にどのような影響を与えうるのかを注視していかなければならないと思っております。
さて、令和6年度は、第9期高齢者福祉計画の初年度にあたり、今後3年間において各自治体において、それぞれが取り組むべき施策を明らかにしています。
これに基づいて、各種の介護施設等の公募が近いうちに行われ、当法人としてどのように対応するか、理事会の決議はもちろん、必要に応じて評議員会の開催もあるということが話題となりました。
しかしながら、入札不調・不落、深刻な人手不足、建築資材等の高騰や不足、工期の遅延、工事価格の変更等が生じているようであり、また、都市部での建築が先行しているようであり、地方における施設の新規建設には、大きなハードルがあると思っております。このため、この計画に対応した施設については、既存建物の転用等で社会的ニーズに対応できるかどうかが決めてになると思っております。
これら各自治体の計画にある介護現場における業務改善等に向け、介護サーヒ?ス事業所等の更なるDX(テ?シ?タルトランスフォーメーション)をどのように進めていくことになるのかも、今後の大きな変化につながり、引き続き取り組むべき優先テーマの一つであると認識しております。
以上、事業運営の一端を申し述べ、広報「なかよし」7月号発刊にあたってのご挨拶といたします。