はじめに

 内外の政治経済の状況が劇的に変化していく中、多くの課題を抱えながら、当法人の運営を行っていかなければなりません。
 自然災害が頻発しており、これらの事態に備えてBCPに基づいた体制の再確認と必要な備蓄を行っております。
 本年度もまた昨年に比べて猛暑が予想され、夏に備えての様々な準備が必要となっております。猛暑対策の設備の見直し、新設も行う必要があります。
 昨年度から続く諸物価の上昇、資材の不足に対応するための備蓄もまた必要となっております。

 

 そして従業員に対する処遇改善の一層の引き上げも行わなければなりません。

 

 この4月には、各自治体で第9期高齢者福祉計画が公表され、令和6年度を初年度とする3か年の介護施設の整備の数値目標が公表されております。
 建築価格の高騰や資材の不足の元では、到底新規の設備を整備する事は、現実的ではなく、既存施設の転用を図ることによって、社会的ニーズにさらに答えることができるかを検討して参ります。

 

 また、この4月には、障害福祉サービスにおいて、就労継続支援A型のスコア表の本年度における点数が確定し、また就労継続支援B型の人員体制をさらに手厚くすることができることになりました。
 特に多機能型就労継続事業所クローバーズ・ピアワッセでは、前年度から2箇所での施設外就労を開始し、新たに通信販売商品の梱包作業を行なっております。今年度もこれらの就労項目を行うことに加えて、新規の就労項目を検討してまいります。加えて、アフターコロナのもとで、就労 事業収益どこまで回復させることができるかによって、利用者の定員の増加も予定しているところであります。

 

 以上業務の一端をご説明申し上げ、広報なかよし5月号発刊の挨拶といたします。

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