テスラsemi
1回の充電での航続は、およそ483〜805km。新開発の急速チャージャーを利用すれば、およそ640km走行分のバッテリー容量を30分で充電できる。
一方、サイバートラックは、ピックアップトラックの実用性とスポーツカーの性能を備えた設計が特長になる。デザインは、従来のピックアップトラックとは全く異なり、非常に斬新だ。真横から見ると、三角形に見えるデザインとした。また、ヘッドライトとテールランプは、それぞれ横一列につながっている。
サイバートラックには、耐久性と乗員保護性能を追求した強固なボディシェルを導入する。すべてのコンポーネントには、高強度の冷間圧延ステンレス鋼を使用した。装甲ガラスも採用されており、優れた強度と耐久性を備えている。テスラによると、ボディはほぼ貫通不可能という。
テスラによると、セミはネバダ州のギガファクトリーに設置された1MWの急速充電器「メガチャージャー」を使用すると、わずか30分で70%の充電が可能だという。イーロン・マスクCEOは、この充電技術が近日発売予定のサイバートラックにも導入されることを明らかにした。
セミは、リア2軸を駆動するトライモーター・パワートレインにより、0-97km/h加速を荷物を積んだ状態で20秒、空の状態で5.0秒で走破するという。
パワートレインに関する詳細はイベントでは明らかにされなかったが、マスクCEOは「今、道路を走っているディーゼルトラックの3倍のパワー」を持っていると述べた。
「テスラでは、遅いクルマは作りません。(セミは)ディーゼルトラックと比べて、とんでもないパワーを持っています。何も牽引していないときは、チーターのように動くゾウに見えますよ」
「加速も速いし、減速も速い。セミトラックを運転する感覚は、段違いに向上しています」
テスラはまた、モデルSプレイドのような4基のモーターを使用する高性能モデルの投入も示唆している。