はじめに
新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
旧年中は、経験したことのない大きな出来事がいくつも発生しており、それが当法人の経営環境にも少なからず影響を与えて参りました。
新型コロナウイルス感染症については、まだまだ予断を許さない状況が続いておりますので、細心の注意を持って引き続き対応して参ります。
早期の策定を求められているBCPの一環として、防災機器操作訓練を年度内に行って、有効適切な運用を図って参ります。
物価高騰や電力料金の大幅引き上げそして福祉現場スタッフの処遇改善等々の多様な補助や支援制度が錯綜しており、遅れることなく必要な申請等を行っていくことにも、相応の注力が求められております。
また、昨年、2事業所に導入した介護記録のソフトを今月からさらに2事業所に導入する予定でおり、その有効適切な運用を図って参ります。これはまさに介護現場のICT化を進めていくものであり、詳細にして包括的な介護記録をリアルタイムかつ網羅的に共有できるものと期待しております。
当法人は、数年前から世代交代を進めており、若い世代を中堅職員に登用し組織の新陳代謝を進めております。
若い世代の職員には、福利厚生を充実し、処遇の一層の改善を図っており、各職員の長期定着、経験・技能の向上、職場環境の改善を引き続き図ってまいります。
世代交代は、職員に限らず、理事、監事、評議員、嘱託、顧問等も対象とし、それぞれの役職定年を決め、順次世代交代を進めてきておりましたが、あまりにも人手不足となっていることから、これらの基本方針を急転回させ、本人の意欲があり、健康上問題がないのであれば、一定の条件のもとではありますが、引き続き現行の職責を果たしてもらうようにしております。
また、長期・中期経営計画を必要に応じて見直しながら、その時代に求められる社会的使命(CSR)を確実に実行してまいります。
引き続きどうぞよろしくご指導ご鞭撻をくださるようお願い申し上げまして念頭にあたってのご挨拶といたします。