Google plus code
Google plus codeとは
特定の位置をシンプルに表せるコード
Google plus codeは、Googleが提供しているコードです。
緯度や経度を使用せずに、シンプルな表記で場所を示せます。
混同しやすいアルファベット・数字は省いてコードが作成されるので、相手に伝える際にも間違いが起きにくくなっているといえるでしょう。
具体的なコードの例を3つ紹介します。
l MQP3+34 千代田区、東京都(皇居)
l 5VMX+WV 名古屋市、愛知県(名古屋城)
l FVXG+Q3 ロンドン, イギリス(ウェストミンスター宮殿)
Google Mapの検索画面にコードを入力すると、ピンポイントで場所を示してくれます。
住所が不特定でも利用可能
そんなGoogle plus codeは、住所が定まっていない場所でも利用可能です。
たとえば、「代々木公園に集合したい」と考えたとします。
公園は広いので、集合場所を決めるのにも一苦労です。
そんなときにはGoogle plus codeを利用するとよいでしょう。
集合場所を「MM9W+VC 東京、東京都」と共有しておけば、確実に集合できます。
また、Google plus codeは世界中で利用可能です。
Googleによれば、世界の25%以上の人々が、住所を持っていなかったり、わかりにくい住所を持っているそうです*4。
このような場合に、Google plus codeは利用されます。
世界には、長い地名がたくさんあります。
中でも、ニュージーランドの「Tetaumatawhakatangihangakoauaotamateaurehaeaturipukapihimaungahoronukupokaiwhenuaakitanarahu」
という地名が有名です。
こんな長い地名でも、Google plus codeで簡単にできます。
日本でも、京都に長い住所があります。
「〒605-0014 京都府京都市東山区 東大路三条下る北木之元町525−2」
などは、長い住所の一つです。
この住所を共有したい場合には、「2Q5H+F5 京都市、京都府」のほうが簡単ですね。
無料・登録なしで利用できて便利
便利なGoogle plus codeは、無料で利用できます。また、登録の必要もありません。スマートフォンでは、Google Mapのアプリが入っていると便利ですが、ブラウザからも利用できるようになっています。
そのため、パソコン・スマートフォンを問わず、さまざまなユーザーと、場所の共有ができるでしょう。
Google plus codeのメリット・活用法
ここからは、そんなGoogle plus codeのメリットや活用法を紹介します。
集合場所の共有
まずは、さきほども紹介したように集合場所の共有の活用法があります。
集合場所に出入り口が複数ある場合や、目立つ建物がない場合にも有効です。
Google plus codeは、緯度と経度から割り出した文字列のため、道の上でも公園の敷地内でも利用できますよ。
現在地の共有(※執筆時Android版のみ対応*4)
現在地を共有したいときにも、Google plus codeは便利です。
現在値の青い丸の部分をタップすると、現在地の情報がでてきます。
そこに出てくるプラスを含む英数字がGoogle plus codeです。
ここでは、「MQXV+MH Nairobi, Kenya」がコードになります。
待ち合わせをしたものの、なかなか落ち合えないときなどに利用できるでしょう。
住所のない場所を紹介
さらに、住所のない場所を紹介するのにもGoogle plus codeは役立ちます。
気になったポップアップストアの場所を共有したり、ケータリングカーの場所を共有するのにも役立ちます。
また、コードでルート検索もできるので、住所がない場所までの経路案内が知りたいときにも役立つでしょう。
配達場所の具体的な指定
最近では、通販を利用する機会が増えたのではないでしょうか。
そんなときにもGoogle plus codeが活用できるかもしれません。
家の敷地内で置き配を指定したいときには、具体的な場所とともに、Google plus codeを活用するとよいでしょう。
敷地が広く、どこに配達したらよいかと配送員が困らずに済みます。
もちろん、全ての人がGoogle plus codeを知っているとは限らない点には注意が必要です。
場合によっては、住所と併記する必要があるかもしれません。