三戸城址

 2022年3月15日に国史跡に指定されました。

 日本の歴史公園100選にも選ばれている、「三戸城跡城山公園」。戦国時代、この地方を治めていた南部氏が築いた城で、現在は「国史跡三戸城跡城山公園」として親しまれています。
 今も石垣や堀跡、土塁、枡形といった遺構を見ることができ、当時の様子を垣間見ることが出来ます。また、縄文時代から近代までの三戸町の歴史資料が展示されている歴史民俗資料館や南部藩主、家臣の武具、装束、古文書などが展示されている三戸城温故館、三戸城で最も重要な門の一つである綱門など、歴史ファンの人々も多く訪れる公園です。
 また園内には、子どもたちに人気の可愛らしい鹿がいる鹿園や、遊具のあるイベントひろばなどもあり、のびのびと遊ぶことができます。春になると、広さ28ヘクタールの園内に多種多様な桜が咲き誇り、青森県内有数の桜の名所となります。この時期には、春まつりも行われ露店も出るなど、多くの人が集まり春の賑わいを見せます。桜のほかにも、梅、つつじ、あじさい、もみじなど四季折々の花々が楽しめ、自然に恵まれた豊かな環境の中、ゆったりと過ごすことができます。

 

*国指定史跡制度について
 日本国内の遺跡のうち、日本の歴史を正しく理解するうえで欠かせない学術的価値をもつ重要なものを史跡として指定し保存を図って後世に引き継ぐ制度です。
 具体例として有名なものは、青森県の「三内丸山遺跡」(縄文時代)、佐賀県の「吉野ヶ里遺跡」(弥生時代)、近隣では埼玉県の「さきたま古墳群」などがあります。

 

<国史跡指定されるとどうなる?>
・できなくなること  新たな深い掘削を伴う土木・建築工事や開発行為
・許可が必要     個人住宅の建て替えや増築工事(事前に文化庁に申請し、許可が必要となります。)
・土地の買取     土地を手放したくなったときに市が買い取ります(原則更地での買取となります。)
・固定資産税の算定時土地に対する利用制限を補正し実質税額を減じます。
・その他  史跡指定されても、指定時の現状維持であればそのまま土地活用できます。(指定時の住宅の現状で住み続けることや、現況での畑での耕作、指定時土地内に建っている建物の修繕や改築は行えます。)
 指定された土地は他者に譲渡・売却できますが、新たな名義人が指定地としての条件を受け継ぎます。
 一度、史跡指定されると、原則その土地は指定が解除されることはありません。

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