東北大学病院

 東北大学病院は、宮城県仙台市青葉区星陵町に所在する総合病院であり、国立大学法人・東北大学に付属する大学病院である。
日本の大学病院の中では最も長い190年を超える歴史を持つ。
厚生労働省より、国際水準の臨床研究等の中心的役割を担う国内の中核病院として、「臨床研究中核病院」に指定されている。

 

病床数1308床 一般病床:1236床 精神病床:70床 感染症病床:2床
職員数2014年 常勤:医師390名、歯科医師89名、看護部門1,204名、歯科技工士6名、歯科衛生士7名、他564名非常勤:医師188名、歯科医師76名、看護部門156名、歯科技工士2名、歯科衛生士21名、他475名

 

1736年(元文元年)11月1日に設置された仙台藩藩校「養賢堂」が、1760年(宝暦10年)7月から医学教育を開始していた。1817年(文化14年)に養賢堂から医学教育部門が分離・独立して「仙台藩医学校」が設置された際、同時に病院部門の「施薬所」も設置された。これが改称・改組を繰り返しながら現在の「東北大学病院」へと繋がっている(医学教育部門はのちの東北大学医学部・薬学部へと繋がる)。
2014年の患者数は、医科外来575,657名、歯科外来155,603名、医科入院379,536名、歯科入院10,982名である。

 

平均患者数
外来患者は毎年増加傾向であるが、入院患者はベッド数に限りがあるのでほぼ横ばいとなっている。
2008年(平成20年)度の入院患者の実人数は18,639人だった。うち、仙台市居住者は9,491人で全体の50.9%であり、約半数の入院患者は仙台市外から来ていた。また、宮城県居住者は16,386人で全体の87.9%、宮城県以外の居住者は2,253人で全体の12.1%であった。

 

当院の周辺には医療施設として、仙台厚生病院(病床383床)、精神病院の東北会病院(精神科病床222床)、透析ベッド55床を擁する宏人会木町病院、画像診断センターがある仙台星陵クリニックなどがあり、検査・診断・治療の外部委託も行われている。さらに、開業医による個人病院や調剤薬局も散在している。関連病院は、宮城県を中心に東日本に121ある。

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