SDGs
SDGs〈エスディージーズ〉)とは、持続可能な開発のための17のグローバル目標と169のターゲット(達成基準)からなる、国連の開発目標である。
2015年9月の国連総会で採択された[1]『我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ』(Transforming our world:the 2030 Agenda for Sustainable Development)と題する成果文書で示された2030年に向けた具体的行動指針。
2015年までの達成を目指していたミレニアム開発目標(MDGs)が継承されている。
日本では、企業が積極的に経営に導入するなど、多様な主体による取り組みが行われている。
日本政府は、持続可能な開発目標 (SDGs) に係る施策の実施について、全国務大臣を構成員とする「持続可能な開発目標 (SDGs) 推進本部」を設置している。同本部は、2016年12月22日に「持続可能な開発目標 (SDGs) 実施指針」を決定した。
そこでは優先課題として、2030アジェンダに掲げられている5つのP、すなわちPeople (人間) 、Planet (地球) 、Prosperity (繁栄) 、Peace (平和) 、Partnership (パートナーシップ) に対応した8項目が示されている。
People (人間)
1. あらゆる人々の活躍の推進
関連する目標:1 (貧困) 、4 (教育) 、5 (ジェンダー) 、8 (経済成長と雇用) 、10 (格差) 、12 (持続可能な生産と消費)
2. 健康・長寿の達成
関連する目標:3 (保健) 等
Prosperity (繁栄)
3. 成長市場の創出、地域活性化、科学技術イノベーション
4. 持続可能で強靱な国土と質の高いインフラの整備
関連する目標:2 (食料) 、6 (水と衛生) 、9 (インフラ、産業化、イノベーション) 、11 (持続可能な都市、人間居住)
Planet (地球)
5. 省・再生可能エネルギー、気候変動対策、循環型社会
関連する目標:7 (エネルギー) 、12 (持続可能な生産と消費) 、13 (気候変動)
6. 生物多様性、森林、海洋等の環境の保全
関連する目標:2 (食料) 、3 (保健) 、14 (海洋) 、15 (生物多様性)
Peace (平和)
7. 平和と安全・安心社会の実現
関連する目標:16 (平和)
Partnership (パートナーシップ)
8. SDGs実施推進の体制と手段
関連する目標:17 (実施手段)