ほや天ぷらそば
2019年8月16日
仙台の事業所ワッセの帰り、立ち食い蕎麦屋のメニューが、私の足を止めた。
この店は、季節限定のメニューを出しており、昨年の冬は、牡蠣蕎麦を楽しませてもらった。
今回は、夏限定メニューとして冷やし焼豚蕎麦とほや天麩羅蕎麦が出ていて、迷うことなく、ほや天麩羅蕎麦を注文した。速さが売り物の立ち食い店にしては、少しばかり待たされて出てきた。
時間がかかるのは、もしかしたら牡蠣蕎麦の時と同じように注文を受けてから天麩羅を揚げるのかと思った。
ほやは、時々食べるけれど天麩羅は、全くの初めてであった。
熱々の天麩羅は、強い磯の香りがした。これは、生のほやではなくて、蒸しほやか塩辛に近いほやを使ったのかと思った。
ほやには五味、つまり「うま味、苦味、酸味、甘味、塩味」すべてが詰まっているという向きもある。その天麩羅だから、まずくはない。
ほやは、刺身、酢の物、蒸し物、燻製は食べたけど、天ぷらもまたユニークな味わいである。
〈ホヤ(海鞘、老海鼠)は尾索動物亜門ホヤ綱に属する海産動物の総称。2000以上あり、その中でもマボヤとアカホヤは亜鉛・鉄分・EPA(エイコサペンタエン酸)・カリウムなど豊富な栄養素、味覚の基本要素の全てが一度に味わえる食材となっている>