Z世代
ジェネレーションZ(Z世代)とは、2000年(もしくは1990年代後半)から2010年の間に生まれた世代のこと。
生まれたときからインターネットが当たり前のように存在する「デジタルネイティブ」な世代である。
アメリカの世代分類における、1980年代から1990年代に生まれた世代「ジェネレーションY(=ミレニアル世代)」の次の世代にあたる。
ジェネレーションZは、オンラインとオフラインの境界線をあまり持たず、モバイル端末によって常に「接続」「つながっている」状態を必須とする。ソーシャルメディア(SNS)への参加傾向も強い。その一方で、モバイル端末の画面を眺めている時間が長すぎるという自覚を持っていたり、企業へのデータ共有には慎重といった特徴を持つ。
Z世代は自らの世代を示す最も的確な表現として、「流動的なアイデンティティを持つグローバル市民」「既存のルールにとらわれない人々」「テックネイティブ」といった言葉を挙げている。また、自分たちの世代に最も影響を与えるものは、SNS、テクノロジー、そして「ネットいじめ」であると考えている。
Z世代はコネクティビティを最大限に活かしながら、常に新しい情報を吸収している。
インクルージョンと個性はZ世代の考え方に大きな影響を与えている2大原則だ。人と違っていることがクールであり、完璧なものなど存在しないということを前提に、お互いの違いを受け入れようという考え方こそが、「デジタルネイティブ」として完成された最初の世代、つまりZ世代の価値観である。