日本の世代
団塊の世代(1947年から1949年)
終戦の翌年に生まれた1947年(昭和22年)から1949年(昭和24年)生まれた世代のことを「団塊の世代」と言い、第一次ベビーブーム期に生まれた世代でもあります。
この世代だけで約800万人が出生したと言われています。
しらけ世代(1950年から1964年)
しらけ世代とは1950年(昭和25年)から1964年(昭和39年)に生まれた人達を指す言葉です。
この時代は学生が中心となって教育や政治、社会などに対して様々な主張を行った学生運動が終わりを迎えた頃にあたります。
学生運動を行っていた世代に比べ三無主義(無気力・無関心・無責任)と言われ「シラケる」が名前が由来となっています。
一部では一時期に話題となったゆとり世代やさとり世代と似ているとも言われています。
バブル世代(1965年から1970年)
バブル世代とは1965年(昭和40年)から1970年(昭和45年)に生まれ、1987年から1991年の期間に大学を卒業し新社会人として働き出した世代のことを指す言葉です。1人あたりに1.46社の求人があったバブル景気を味わった世代であったことが由来となっています
新人類
1960年台に生まれた人達は新人類と言われ、その世代は新人類世代と呼ばれています。バブル世代をメインにその前のしらけ世代の後半も新人類に含まれます。時代的な背景からこれまでの世代とは価値観が大きく異なったことから新人類世代と呼ばれるようになりました。
氷河期世代(1970年から1983年)
氷河期世代とは1970年(昭和45年)から1983年(昭和58年)に生まれた世代のことで「失われた世代」とも言われています。
バブルが崩壊し景気が悪くなったことにより企業が求人を控えるようになった1993年から2005年を経験した世代でもあります。特に1999年は最も低い求人倍率は0.48(1人あたりに0.48社の求人)だったと言われています。
団塊ジュニア
団塊ジュニアとは第一次のベビーブームの時に生まれた人達が生んだ子供達を指す言葉で、1971年(昭和46年)から1974年(昭和49年)までの第二次ベビーブームの時に生まれた世代のことを指します。
この時代の景気は回復傾向にあるものの、まだまだ就職には厳しい時期であったことから就職活動に苦労した世代でもあります。そのため就職以外にも厳しい受験戦争などを戦ってきた世代でもあることからこの後紹介するゆとり世代とは価値観などが大きく異なると言われています。
ポスト団塊ジュニア
上記の団塊ジュニア後から氷河期世代の末までの世代をポスト団塊ジュニアと言います。団塊ジュニアよりも前の代とは価値観などが大きく異なると言われています。また、この時代は携帯電話にカメラが導入された時代でもあります。
プレッシャー世代(1982年から1987年)
プレッシャー世代とは氷河期世代とゆとり世代の間の世代のことを指す言葉です。バブル崩壊後に到来した景気の氷河期が終わり、周囲から期待されたことでプレッシャーを強く受けた世代であることからプレッシャー世代と呼ばれています。また、優秀な人材が多いと言われる世代でもあります。
ゆとり世代(1987年から2004年)
ゆとり世代とは1987年(昭和62年)から2004年(平成16年)に生まれた世代のことを指す言葉です。
豊かな人間性を育む目的で始まった「ゆとり教育」を受けた世代であることからゆとり世代と呼ばれています。
ゆとり世代もこれまでの世代とは大きく価値観が異なり、仕事よりもプライベートを優先する傾向がある、全体的に主体性がない世代であると言われています。
ゆとり世代の中でも1980年代後半に生まれた世代は新人類ジュニアとも呼ばれ、スマホやファンションなど様々な物が溢れた世で生活している世代です。
さとり世代
さとり世代とははっきりとした定義がある訳ではありませんが1990年台に生まれた世代を指す言葉です。また、上記のゆとり世代とほぼ同時期を指す場合もあります。
さとり世代は物欲などが極端に低いなどこれまでの世代が欲したものを欲しがらないといった特徴などがある世代と言われています。
ミレニアル世代
ミレニアル世代とは主に海外で使用されている言葉で、日本では上記のプレッシャー世代・さとり世代・ゆとり世代を総称した言葉になります。
主に1980年(昭和55年)〜2000年(平成12年)に生まれ、2000年以降に成人を迎えた世代を指します。