再びの北京
2019年5月15日
今年になって、北京に行くことを計画し、延び延びになっていたが、やっと実現することができた。
北京は、ブルースカイで、花々が美しく咲き乱れていた。
ホテルに着いたら最初にパソコンをWi-Fiに繋がなければ落ち着くことはできない。通常は、Wi-FiのSSIDとセキュリティーキーがホテルの部屋のどこかに置いてある。
ところがチェックインしたホテルにはWi-Fiのマニュアルなど何もなかった。仕方なくネットワークを検索したらホテルの名前のネットワークがあった。早速それを選択してリターンキーを押したら、国と私の携帯の番号を記入する欄が出てきてそれ以上前に進むことができなかった。
とにかく国番号と携帯の番号を入れてみたらパスコードの欄が出てきた。思いつくパスコードをいくつか入れてみたけれどもいずれも動かず、残り時間の秒読みが始まってしまった。
焦りながら、ふとスマホを見たらなんとメッセージが届いていてそこにパスコードが書かれてあった。カウントダウンの中で急いでそのパスコードを入力したらあっさりとWi-Fiにつながった。
このホテルは、北京の貿易センター内に立地する4つのホテルの一つで、付属する大きなショッピングモールには、スケートリンクまである。飲食店も多数あり、日本からも何店舗も出店している。日本式ラーメンも熊本豚骨、一風堂、武蔵などの店が出ており、繁盛しているようだ。
翌朝、6時に朝食に行ったところ、中年の白人男性がスカーフを上手にまとい、ゆっくりと食事を楽しんでいた。あのChristine Lagarde IMF専務理事のスカーフの素晴らしい着こなしは、テレビでたまに見るけれど、この男性もスカーフをこのように素敵に使うんだということに、つい見とれてしまった。
ここは、パン、おかゆ、中華料理、卵料理、麺類、ハムソーセージや温野菜、冷菜、果物、ジュース等々のコーナーがあり、ついつい一通り食べてしまった。それから4時間あまり後の11時に前回訪れたラーメン店に行った。
なんたって、王府井の表通り、ブルガリの隣に店を出している。改めて見ると店内のイメージは、図書館である。本棚がずらりとあって、石灯篭もおいてあった。
早々、46人民元(約700円)の麺を注文した。ウエイトレスは、昔の民族衣装の制服を身にまとい、透明衛生マスクをつけている。店内に入った時には、数人しかいなかった客が、11時を回ったせいか続々と入ってくる。
待つこと、10分程度、目指すラーメンが運ばれてきた。
黄色い濃厚そうなスープに豚肉と高菜、そして青い葉が乗っている。
まずは、スープを一口、辛く酸っぱい、これは、トムヤンクンの味に近いかな。ついついスープを続けてすすり、そして麺を食べた。
麺自体は、細くてすんなりとしており、味は無色中立で、豚肉と高菜の塩梅を支えていると思いながら、あっという間に食べてしまった。
汗が一気に出てきて、レジで渡されたポケットテッシュが役に立った。
夕方まで王府井を散策し、ホテルのサウナで汗を流そうとSPAに行った。ロッカーを借りるのにフロントに行っら何も書いていないリストバンドを渡された。ロッカー番号は何番ですかと聞いたら好きな番号でどうぞと言われた。
確かにあいているロッカーのキーのあたりにリストバンドをかざすと鍵の施錠がなされたり解錠がされたりするんだ。「へー便利だな」と感心した。