音声コードによる情報のユニバーサルデザイン
音声コードは、QRコードと同じ印刷物上の切手大の二次元コードです。メーカーによってはSPコードとも呼称していますが、機能性は同一です。
音声コードとQRコード
漢字を含めた活字文書を約800文字格納できる音声コードは、マイクロソフト社製のワープロソフト「Word」に音声コード作成ソフトをインストールすることで簡単に作成することができます。
パソコン上で作成した音声コードを印刷するには、600dpi以上の解像度を持つレーザープリンターが必要です。現在、市販されているレーザープリンターはほとんど600dpi以上の解像度なのでお持ちのレーザープリンターでも大抵問題ありません。ただし、再生(リサイクル)トナーで印刷された音声コードはTellmeで読み上げないことがありますのでご注意ください。また、コピー用紙を含むほとんどの紙が音声コードに対応していますが、稀に紙質によってTellmeで読み上げないケースも確認されていますのでご確認ください。
ただ音声コードを印刷しても、視覚障がい者がその印刷部に音声コードが添付されていることに気づきません。そこで音声コードが添付された印刷物には必ず切り欠きを入れることを忘れないようにしましょう。そしてなるべく多くの印刷物に音声コードを添付を心がけ、視覚障がい者と健常者の情報格差是正にお取り組みください。