微信(Zh-weixin.ogg Weixin ウェイシン、WeChat )とは、中華人民共和国大手IT企業テンセント(中国語:騰訊)が作った無料インスタントメッセンジャーアプリである。「微信」とは、微少の文字数の手紙を意味する。
2010年10月、テンセント広州企画研究センターで始まった。
2011年1月21日に中華人民共和国でサービス開始。
同年4月、世界向けに"WeChat"として展開された。
世界版であるWeChatでは、Facebookアカウントでの登録が可能である。
テンセントは、豊富な資金力を背景にWeChatの海外展開を進めているとされ、世界的各地に遍在する中国人ユーザーからの紹介も、普及の一助になっていると言われる。
WeChatのイメージキャラクターに、FCバルセロナ所属のサッカー選手であるメッシが起用され、2013年7月より南米、ヨーロッパ、アフリカ、アジア地域の15カ国でテレビCMが放映された。
また、20以上の言語版があり、200の国と地域をカバー、70を超える国と地域でナンバーワンのソーシャルアプリであるという。
2016年第1四半期における月間アクティブユーザー数が7億6,200万人に到達し、前期比29%増であると発表された。
2018年9月までの統計でWeChatのMAU(月間アクティブユーザー)は10.82億人に達した。
競合するメッセンジャーアプリ「LINE」や「カカオトーク」とほぼ同じ機能が並んでおり、文字・音声・写真・動画・表情・グループチャットなどコミュニケーション機能を有する。
また、バージョン5.0よりモバイル決済機能も追加されたが日本では利用できない。
微信支付(WeChat Pay)とは、2013年8月から中国で開始されたQR・バーコード決済サービスである。
銀行口座情報を登録したユーザーが、微信支付を導入した店舗等の商品やサービスの支払い、もしくは他のユーザーへの送金等をアプリ経由でできるサービスである。