Wi-Fi SSIDのaとgの違い
SSID (Service Set Identifier)とはIEEE802.11シリーズ(いわゆるWi-Fi=無線LANの通信規格)で定められているアクセスポイントの識別子のことで、同じ空間に複数のアクセスポイントがあった場合、混線を避けるために名付けられています。名前の長さは英数半角文字で最大32文字。大文字と小文字は識別されます。
Wi-Fiの子機は無線LANを経由してアクセスポイントと接続しますが、アクセスポイントが複数ある場合、いったいどのアクセスポイントに接続するべきなのかがわかりません。あらかじめ設定を登録してあるものは別として、新規接続を行う場合はSSIDによってアクセスポイントを識別し、暗号化キーやパスワードなどでログイン無線接続する必要があります。(公衆Wi-Fiスポットなどは無線接続とは別に通信用にパスワードが不要な場合もあります)
Gの電波は2.4GHz(ギガヘルツ)という周波数を使用していて、障害物に強い特徴を持っています。
この2.4GHzは電子レンジやBluetoothにも使われているので、それらと干渉するリスクがあって、干渉すると通信が途切れ、接続が不安定になります。
このGは無線規格11n/11g/11bの電波ですが、いまのスマホやパソコンだと一般的に11nで接続されます。
Aの電波は5GHzの周波数を使用しています。同じ周波数を使っている機器が少ないため干渉のリスクは低いです。しかし、障害物に弱いので、無線親機から離れた場所でつなぐにはあまり向きません。
このAは通信規格11ac/11n/11aの電波になりますが、今のスマホやパソコンだと一般的に通信速度が速い11acで接続されます。
無線LANアクセスポイントがWPS(Wi-Fi Protected Setup?)に対応している場合は、PIN方式を利用して簡単に本製品の無線LAN設定ができます。PIN(個人暗証番号)方式とは、Wi-Fi アライアンスが開発した接続方法のひとつです。登録者が作成するPINをレジストラ(無線LANの登録管理機器)に入力すれば、無線LAN設定およびセキュリティ設定が行われます。