牡蠣そばを食べて

2019年1月9日


 ワッセでの打ち合わせを終えて、八乙女駅から地下鉄に乗り、仙台駅に向かった。駅では、12時54分の新幹線に乗る迄15分ほど時間があった。仙台駅のビルの中にはたくさんの食べ物の店がある。特に今の冬のシーズン、仙台のお寿司屋の味は絶品だ。立ち食いの寿司は手軽で早いが昼時なので並ばないと入れない。15分程しかないと、行くことが出来る昼食の為のお店は、限られてくる。
 一階に立ち食いそばがある。牡蠣そばがお客さんの要望に応えて再開したと書いてあった。
 牡蠣そば。立ち食いそばのお店の中では一番高い値段で、580円。食べてみようと思ってチケットを買ってお願いしたところ、牡蠣はこれから揚げますので少しだけお待ちくださいと言われた。
 たぶん、1分以上2分以内、待ったうえで出てきた牡蠣そば。牡蠣を揚げたものが3個、よく見たら6個入っていた。それに大きめのキノコと、三つ葉があり、そばは深くて濃いこげ茶色で細めだった。
 牡蠣は軽く小麦粉をつけて揚げてあるので、その中に味がしっかりと閉じ込められており、そばつゆ自体に牡蠣の味はそんなに影響していない。とてもおいしくて、立ち食いでこんなにおいしいんだ。そう思って、味わうことが出来た。
 そういえば、先日は同じ仙台駅の地下で、仙台せりと牡蠣のクリームパスタを食べた。これも牡蠣が5〜6個入っていて、なかなかおいしかった。
 仙台は牡蠣が特産品であり、あの東日本大震災の時に、松島湾の牡蠣はたいへんな被害をうけたが、その後復旧して、再び牡蠣が宮城県を代表する水産物となっている。
 仙台駅の売店では、牡蠣の燻製を売っていて、きわめてお手ごろな価格であり、味は濃厚で、とても味わい深い。
 寿司屋に行っても、生牡蠣も出るし、牡蠣の焼きものも出てくる。
 牡蠣料理は、カキフライとか、生ガキ、それから焼き、蒸し。牡蠣のチーズ焼き、仙台味噌と合わせた牡蠣味噌などがある。
*牡蠣は「海のミルク」といわれる。
 その理由は、身が乳白色であること。 加えて、ミルクと同じように様々な栄養素を含んでいることからこう呼ばれるようになったといわれている。
 その栄養の中でも特筆すべきは、人間に必要な栄養素の『亜鉛』と『タウリン』をあらゆる食材の中で一番多く含有しているということ。
 そのほか、カルシウム、グリコーゲンなど多くの栄養素が含まれている。

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