再びの北京
2018年11月12日
久しぶりに北京に行くことにした。
羽田空港の国際線出国ゲートは、パスポート自動読み取り装置によって無人のゲートから出国ラウンジに出ることができた。
北京について、入国審査エリアに入る前、無人のパスポート読み取り装置によって、パスポートと両手の指の指紋を読み込んで、オーケーのレシートを持って初めて審査官の前に出た。次いで入国審査の時に、親指の指紋を読み取って、無言のまま入国エリアに入ることができた。
所用があって、訪問した北京市内のオフィスでの事務員は、会社支給のスマホとパソコンとを交互ににらみながらとでもいう仕事ぶりであった。
レストランでは、スマホ決済用のQRコードのついた小さなプラカードが置いてある。コンビニでは、客が自分のスマホを操作してQRコードを出し、店員がQRコードリーダーでそれを読んで決済していた。
王府井を散歩してみた。ここは、いわば北京の銀座ともいうところだ。ウィークデイでも歩行者天国になっている。火曜日だけれどもまあまあの人出だ。
飲茶などを食べようと思ったけど、なかなか見つからない。ふとラーメン屋の新しい看板があったので入ってみようと思った。
比較的狭い、でも新しい石造りの階段を降りていった。間違ったかなと一瞬思った。なぜなら壁は書棚になっていてまるで最近流行の清潔感あふれるカフェに見えた。
座ってる客の様子をよく見てみたら、前かがみになって何かを食べている。やっぱりここはラーメン屋なんだと思い中に入ると、写真のメニューがあり、価格は十分にリーズナブルだった。
食べようと思ったものを指差すと店員は名刺の大きさのカードをよこした。それをお盆に乗せてコーナーを回ると、様々な点心や飲み物が置いてあって好きなものを取ってレジの前に行く。そうすると最初のカードと、点心や飲み物を合計した金額を払って好きなテーブルで座って待つ 。
男女を問わず、若い人が圧倒的に多く1人客もちらほらいた。
ほどなくして、ラーメンが運ばれてきた。麺は細めで、縮れておらず、麺自体に特有の味を感じることができなかった。
ところがタレは濃厚で、酸っぱくやや辛く、高菜とインゲン豆そして豚肉が入っている。なかなか美味しく印象に残るものだった。別のメニューの麺も食べてみたいし、自然発酵の麺や焼きそばや、ご飯ものもあった。どれもとても美味しそうだし、店内はとても清潔である。
また、北京に来たら、是非訪れたいと思った。
価格は37人民元、日本円にすると700円足らずだ。北京の銀座、王府井での価格としては破格に安いものだと思った。
ここ王府井の遊歩道には、ゴリラや牛の像が一個ではなくずらりと並んであった。これができるほど余裕があるのかと思った。
次に瑠璃廟に行ってみた。古い中国の細い路地の両側に並ぶ骨董品店や水墨画、筆、置石の店、本屋等を見ながらふと気づいた。
この細い路地を殆ど音もなく自動車やバイクがすり抜けていく。みな電気自動車か電気バイクなのだ。
ガソリンから一気に電気に変えたことから排ガス問題を解決しようとしたのか。そういう点では日本より進んでいる。
次いで、貿易センターエリアに行った。そこのビルにあった貸会議室の立派なことそして高額なことに驚いた。建物の前には、クリスマスのデコレーションがあり、右の写真にある赤いシンボルは、緑やブルーに変化して、華やかさを増していた。