ホテルに泊まって

2018年10月20日

 東京の知人が、アメリカンスタイルのゴルフ場に行きたいというので、その近くにある高校同期の友人の経営するビジネスホテル泊まった。
 料金は安い。長期滞在者向けのビジネスホテルだ。
 建物は古いけど掃除が行き届いていること、フロント男性の身なり受け答えがとても丁寧な事にまず感心した。
 部屋に入ってみると、大きなテレビ、事務机と立派な椅子が置いてある。
 Wi-Fiはもちろん無料。コンセントがたくさん用意してあるのでスマホやiPad、パソコンの充電が一度にできる。ある地方の大都市の有名ホテルは、Wi-Fi使用料が1日1,500円である事に驚いた。
 バスルームを使ってみた。シャワーの水圧はほどよく強くそしてヘッドは水圧に左右されずにしっかりと固定できる。
 結構名前の通ったホテルでも、シャワーの操作が難しかったり、誤って操作するといきなり天井から冷たい水が降ってきたり、水圧が強いとヘッドが固定しなかったりとなかなかシャワーがしっかりしているホテルはそう多くないがとても大切なことだと思う。
 ウォシュレットはその操作盤が便座の脇に付いているとなかなか見にくいのだが、でもそういうものがとても多い。ところがここでは操作盤が便座と離れて壁に付けてあった。これだと無理してみる事はなく容易に操作できる
 最近はどこのホテルでもすぐそばにコンビニがあることが多い。室内で映画を見たりテレビを見る時そして寝酒などするときに近所のコンビニからビールやチューハイを買ってくる。だからホテルの室内にある冷蔵庫には何も入ってないことが多い。
 仙台のホテルに泊まった時は、コンビニ1000円の無料券をくれたところもある。寝酒とつまみの代金としては充分すぎる。
 ここのホテルでは、割り箸、紙のお皿、普通のコップのほかにワイングラスを置いてあった。1人で寝酒を飲むにしてもワイングラスの方が馴染む。
 後は連泊の客に対して様々なアメニティー、爪切りだったりシャワーキャップだったり籾殻枕だったりそしてズボンプレッサー、アイロン、裁縫セットなどをフロントでも用意しておいてくれれば随分助かるし、近所の洗濯屋を紹介してくれればなおさらだ。
 朝食は宿泊者には無料だと言う。ホテルの料理と言うよりは、長期滞在者に優しい家庭料理と言う姿勢が示されていた。和食洋食いずれも手作りだし野菜、焼き魚、卵料理、豆腐、納豆、海苔、カレーそして食後のコーヒー、紅茶、緑茶が揃っていた。家庭料理は、素材に少し手をかけるだけなので、毎日食べても飽きがこない。
 ホテルの朝食は、家庭料理に比べ、手が込んでいるし、様々な調味料を使っているので、毎日食べていると良くないと思うし、飽きてしまう。
 多くのホテルでは、朝食は、ビュッフェスタイルなので、連泊の時には、日替わりでバランス良く食べればいいと思うのだが、呆れた事に毎日同じものに手がいってしまう。
 東京のシティーホテルですと言ってすましこんでいる売り上げ本位の経営と違って、安定、継続、良心的と言う経営姿勢を感じ、すっかり見直してしまった。

 

クローバーズ・ピア八戸南の南テック庭園夕焼け2018年10月14日撮影

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